御朱印紀行文No.2【北野天満宮】
平安時代の秀才を祀る
学問の神様 菅原道真
北野天満宮に祀られている神様と言えば、学問の神様で知られる菅原道真(菅公)。修学旅行や受験の合格祈願などで訪れたことがある人も多いのではないでしょうか。
菅原道真公(845-903年)は平安時代に実在した貴族で、その能力の高さから宇多天皇に重用された後、醍醐天皇の時代には右大臣にまで上り詰めた人物です。彼が成し遂げたことの一つとして894年遣唐使廃止の提言がありますが、これは学生時代に「白紙(894)にしよう遣唐使」という語呂合わせでお馴染みですよね笑
しかしそんな秀才も当時絶大な勢力を誇っていた藤原一族にとっては目の上のたんこぶでした。901年藤原時平は「醍醐天皇を廃立して娘婿の斉世親王を皇位に就けようと謀った」との讒言により菅原道真を失脚させ、太宰府へと左遷してしまうのでした(昌泰の変)。
そして太宰府へと左遷されてから2年経たずして菅原道真公はこの世を去ってしまいます。
菅公の死後と北野天満宮の起こり
しかし物語はここでは終わりません。道真の死後、朝廷では後継者の急死や清涼殿への落雷など予期せぬ災いが多発しました。こうした度重なる不幸に対して人々は「これは左遷され無念の中で死に見舞われた道真の祟りだ」と考え、道真の御霊を鎮めようと火雷神が祀られていた北野神社に道真を祀るようになりました。そしてここに後の北野天満宮が成立したのです。ちなみに太宰府天満宮も道真の御霊を鎮めるべく建立された神社です。
参道と見どころ
参道の見どころはなんと言っても梅の花ではないでしょうか。
東風吹かば にほひをこせよ 梅の花
主(あるじ)なしとて 春を忘るな(春な忘れそ)
これは太宰府に左遷される前に道真が詠んだ歌です。現代語訳は「春風が吹いたら、匂いを(京都から太宰府まで)送っておくれ、梅の花よ。主人(道真)がいないからといって、春を忘れてはならないぞ。」というもので寂しくも切ない想いが伝わってきますね。このように、梅の花は京都を去る際の心の癒しとなった道真にとって特別なお花でもあるのです。
御朱印の紹介
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